SST(ソーシャルスキルトレーニング;社会生活、対人関係において
必要な技能を養うプログラム)においても
テーマとしてよく取り上げられる「断る」技能。
他者に何かをお願いされたときに
本当は嫌だけど相手を不快にさせるのはもっと嫌だから、
困っていることを助けないのは冷たいと思われるんじゃないか、
あとあと関係が気まずくなるのではないか、
とまぁ色々自分の中でぐるぐる考えると
断りづらい…
ぐるぐる考えること自体が面倒だから
承諾してしまったほうが楽だと思ったり。
あとから何でいつも断れないのかなぁと凹んでみたり
自分に苛立ってみたり。
さらっと断るってやはりリハーサルしていると
やりやすくなります。
そしてもっと大事なのは
断った後に起こってきます。
相手;「これお隣りに届けてきて」
あなた;「今は無理です」
さて、この後相手は何を言うでしょう。どう行動するでしょう。
「手が空いたら行ってもらってもいい?」
「じゃあ他の人に頼んでみるね」
「明日、自分で届けてくるわ」
等々。。
あなたが断ることで相手が動きを変えていく場合があります。
つまり、相手を思って我慢して断らないことが
相手のためになっているかどうかはわからない。
むしろ断りたい時にきちんと断ることによって
相手にとっても
自分にとっても
より早く、より納得のいく解決にたどり着くこともあるということ。
この視点を持っておくと
断ることもハードルが下がるのではないでしょうか。
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