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  • 執筆者の写真そよかぜ らしん盤

雑談する意味

更新日:7月15日


雑談室を開始して気づけば1年が経ちました。

職業柄、様々な研修に顔を出すわけですが

どの研修テーマにおいても

「人の話を聞くとはどういうことか」

ということが

共通の基本姿勢として根底にあります。

そこから派生して

雑談室を担当している者として

意識しているのは

「人が他者と話をする意味とは」

ということです。


人が何かについて悩み、苦しむ時、

確かな正解がほしくなります。

今はネットで検索すると

こうしたらいいですよ、ああするといいですよ、

といった正解に思える動画、記事が

数多くあって

読んだだけで解決したような、

救われたような気持になることもあるでしょう。


けれどもまた、

同じように悩み、とらわれ

苦しむ時が巡ってきます。

はてどうしたものか。


誰にとっても共通する正解は

ありません。

自分にとっての正解は

自分で悩み、考え、気づいた先にある

と思います。

そのプロセスをひとりで歩むのは

鏡なしで自分の歩く後ろ姿を

見るようなもの。

非常に難しい。

ここで「他者と話をする」ことに

意味が生まれると思います。


人に話をすることで

相手から反応や言葉が返ってきます。

それによって自分の立ち位置や

とらえ方の癖を知るのです。


「自分てこういう人間なんだ」

「思ってたよりも自分てこうなんだ」

「自分の中にもこんな部分があるんだ」


そうした気づきを得ることで

八方ふさがりだった自分の気持ちや状態が

少しずつ流れ動いていきます。


「人と話をすることの意味」、

それは

「自分自身を知ること」。

わからない自分が

わかるようになると

人は安心します。


雑談室では

安心すること、

そんな時間を共有したいと願っています。






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